"コーダ"という立場を多面的に見つめたドキュメンタリー。
耳の聞こえない親を持つ子ども"コーダ"。彼らは聾者と健常者の間を取り持つ存在でありながら、聾者とも健常者とも言えない境遇に生きている…
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先日観た「コーダ あいのうた」に感銘を受けたので、このドキュメンタリーを鑑賞。まだ世間的には認知の薄い「コーダ(CODA)」に光を当てた優れた作品だと思う。作品中でのコーダの人がろうの人のことを「か…
>>続きを読む今年のアカデミー賞でも注目された「コーダ」についてのドキュメンタリー。
「私もろうになりたい」という少女の言葉にはっとさせられた。
健聴者との会話時にも、手話が自然と出てしまううえ、話している相…
この映画を観て、
自分が
劇映画の母親の一言を非難したことを
反省した。
耳が聞こえない、と言うこと
そして我が子が自分の知らない
(聞こえる)社会に属する、と言うことが
どれほどストレスフルなのか…
誰もが自分の居場所を求めているけれど、コーダの子は特にその気持ちが強く、そうなるのも当然だと思った。
小学校低学年の頃、クラスメイトにコーダの子がいて、ものすごく大人びていた。
幼い頃から役割を与え…
小さい頃から親の通訳をするとか、いわばヤングケアラーでもあるわけだし、身内に障害のある家族がいるということではきょうだい児の問題系ともつながるなあと、見ながら考えてた。
あとコーダの幼少期言語獲得っ…
このレビューはネタバレを含みます
知りたい、分かりたいし分かる努力をしたい、けど
お互い〝当事者〟ではない。
どうしても互いをつかめない分かれ目を感じ
無力になりそうにもなるが、
知りたいと歩み寄ろうとする気持ちは、分かり合えるはず…
©TEMJIN / RITORNELLO FILMS