-雰囲気で誤魔化すだけの浅薄な作品『マイ・ブロークン・マリコ』(22年)-
第24回文化庁メディア芸術祭のマンガ部門新人賞を受賞した『マイ・ブロークン・マリコ』(19年)の実写化作品。監督は『…
このレビューはネタバレを含みます
ここ最近、時代背景とかが見えないまま登場人物が過剰に不幸な物語を観ると他人の不幸を消費している気分になってしまいあまり面白いと思えないのだけど、この映画も同じ気分になってしまった。ただ同時に、タナダ…
>>続きを読む全力で救ってあげようとすればするほど、どうしてもその手の隙間から溢れ落ちてしまうようなマリコ自身の危うさ。“友情”と簡単に一言では言い表せぬ、幼な友達マリコに抱いていたシイノの(苛立ちさえ含んだ)…
>>続きを読む【壊れてしまった者に壊れてしまった者は依存する。】
平庫ワカの同名漫画をタナダユキが映画化。予告編も何も観ていないのだが、ポスタービジュアルに惹かれて観た。しかし、これがよくない映画であった。
本…
2022.10.1
序盤、永野芽郁が遺骨を奪いに行くシーンで彼女はアパートを見上げる。ここで、ある程度映画を見慣れている者なら「ああ、つぎは見た目ショットが挿入されるのだろう」と想像するに容易いが…
プラック会社に勤めるやさぐれOLシイノは、昼飯の最中に見たTVのニュースでイカガワマリコの自殺を知る。マリコは子供の頃からの親友(ダチ)であった。小さい頃から父親に暴力と性的虐待を受けて潰れかけて…
原作は好きだったから期待してたけどダメすぎた。
漫画には漫画の、映画には映画の得意な表現があるのに、漫画だからこそできる表現を映画に持ち込んで全てを台無しにし、逆に映画だからできる表現を放棄している…
このレビューはネタバレを含みます
期待したからこそ裏切られた感が半端ない。
原作が好きだったから、そして原作が現実の問題に触れていて再現が難しくない内容だったからこの出来上がりは論外としか言いようがない。
もちろん全てを原作に合わ…
映画『マイ・ブロークン・マリコ』製作委員会