筆が進まない小説家と一線を退いた女優の邂逅から敬遠してても偶然で繋がる必然性。
物語の持つ力強さを謳う詩人と相反して、劇的な何かが起こらぬ反復と差異を描いてきたホン・サンス。
自然体であるからこそ…
無機質でひんやり。小説家が撮った劇中劇は彩りがあざやかでニクい。そしてまるで読み終えた本を閉じるかのようなエンディングに戻って、さらにうっとり。めちゃくちゃかっこいい。
でも、はじめてホン・サンス作…
「気まずさ」の映画。とりわけ、人間関係に於ける「気まずさ」の居心地悪さを、否定も肯定もせず、ホン・サンスの十八番バカズームによって映しとる。劇中、イ・へヨン扮するジュニがホン・サンスを代弁するように…
>>続きを読む「やっと、「わたしたちの第二章ごっこ」終わったわ〜、しんどかったー」みたいな苦みをジュニとギルスから感じる。どうなのか?
もうかつての名声なんて興味もなくて、距離を置いて休みたくもあれば、そこをけな…
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