子供の頃 島崎藤村の名前がなかなか覚えられなかった
藤村(ふじむら)が先に頭に浮かんでしまいふじむらとうそん
藤村藤村になっちゃって困った。
それくらい学がないので
破戒という作品ももちろん読んだこ…
このレビューはネタバレを含みます
島崎藤村の小説を再映画化。
間宮翔太郎が繊細な丑松を好演!
なんともやるせない身分差別に苦しくなった。
周りに知られてしまった時、どうなるかとハラハラしたが、ちゃんとわかってくれる人たちがいて最後は…
最初から話の流れは読めるため、どんな酷いことが待ち受けているかとビクビクしていたが、なかなかそんな酷いことにならずあっさりテイストで終わった…
見送りにくる生徒まで模範的な動き…
穢多がバレても恋…
部落民ってだけで差別されてしまう時代。
差別というものは、人の心から簡単に消えはしないような気がするんだ。
部落の差別がなくなれば他の差別がでてくる…。
人間は弱い。弱いから差別する。
我は穢多…
“差別というのは
ひとの心から簡単に消えはしない”
ひとの弱き心は、いつの時代も同じ😞
差別の対象を創ることで
自分の居場所に安堵する
共通の敵を創ることで
ひとつに纏まるよう、仕向けられる…
丁寧な作りでじっくりと味わえた。ラストへの「泣き」の部分は分かっていながらも心動かされる。
部落差別の背景を知らないと分かりにくいところもあるように思ったが、それでもなおドラマとして感動した。
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