死んだ兵士の軍服は洗濯、縫製され、新たに前線に行く若者達の軍服となる。その軍服には前に着用した兵士の名札があるが、無慈悲に破り捨てられる。
この冒頭のシーンだけで、国を守り英雄になるために意気揚々…
戦争映画は感想が難しい。残忍な描写を直接反戦感情に結び付けるのはどうも安直に思えるし、どれだけリアルな映像であっても結局娯楽コンテンツの創作物、虚構でしかない。これは戦争映画であって戦争ではない。で…
>>続きを読む戦争映画のなかでも戦闘描写に重きを置いたタイプ、成果のない戦闘を苛烈に描写することで反戦を語った映画という感じ。塹壕戦、戦車、毒ガスが第一次世界大戦を象徴している。戦闘描写についてはリアリズムとドラ…
>>続きを読む敗けたドイツ側の視点の戦争映画。
カットは戦争を大虐殺と言った。
ほんとにそう、奪われる必要のない命が奪われていくだけ。
話し合って決めなさいよ、子供じゃあるまいし。
そんな簡単なことじゃない…
本作の頭で、「国のために戦うことは選ばれし者であり、また光栄なことである」というような肯定的な発言に後押しされ、疑うことなく誇り高き戦士として期待を胸に前線に送り出された新兵達。追いつくこともなくす…
>>続きを読む監督 エドワード・ベルガー、原作 エーリヒ・マリア・レマルク『西部戦線異状なし』(1928年)。
第95回アカデミー賞、作曲賞、撮影賞、国際長編映画賞、美術賞を受賞。
第一次世界大戦の開始から3…