「中世イタリアの修道院で巻き起こる謎の連続殺人」と聞いて、「ダークだけど美しい」世界観を想像したのだが……。終始、画面が寒々しいし展開がおどろおどろしくて、綺麗なシーンは全く無かった印象。
が、描か…
このレビューはネタバレを含みます
「笑いは人間の顔を歪めさせ 猿の顔にしてしまう」
「信仰と狂言の差はわずかしかない」
ハプニングで童貞卒業してしまった修道士がそれを告白する話
私欲を満たした修道院が崩壊する話
禁書 殺人 男色
ア…
信仰と狂信の境は何だろうか。
禍々しく息苦しい閉鎖的な修道院。
色数を抑えた映像が不気味さを煽る。
表情に乏しい修道士が何より怖い。
一方、物語は割と直球なミステリー。
修道院と殺人の組合せが異常に…
3度目にしてようやく傑作と認知。ってやっぱ原作読んでからじゃないとダメなんだろうな。何がダメなのかわからんけど。とにかく3度目にして原作の底知れなさが垣間見えた気がするわけ。まあ俺にはかなり敷居の高…
>>続きを読む凄い詰め詰め。詰めに詰めた2時間。
よくまとめたなぁ…原作読んでないんですけど、この要素の多さぴたっとサスペンスにするの凄く難しいと思います。
この手のテーマはドラマは面白いの多いけど(それにしたっ…
このレビューはネタバレを含みます
ミステリーでもあり、図書館戦争のようでもあり、キリスト教とは何か、という深い話だった。
中世のカトリックは科学を禁止してたから、ウィリアム修道士が手荷物を隠したり禁書を暗記してたりして、知的好奇心…