萬屋錦之助も松方弘樹もクサくて…。かき回す錦之助にもう少し繊細さがあってほしかったなあ。最初の仇打ちはともかく、他のケースではお前がいなけりゃ丸く収まるのに…と。
でもめくらの三味線?琴?の婆さんに…
錦之介の忠太郎の優し気な感じに心打たれる。金町の舎弟のおっかさんに手を添えてもらいあの告げ文を記す様子の睦まじさは、そのふみの凶状宣言に似つかわしくない。
こんな忠太郎の素顔のちぐはぐさが錦之介…
とりあえず、母子の対面シーンで、錦之助の周りを回るカメラワーク。あそこが一番エモーショナルとダイナミズムに溢れるシーンだと思う。というか映画で、登場人物の周りをカメラが180度回る演出は、やっぱり明…
>>続きを読む話は好みじゃないけど、その他の色々なところがすき。
色々な場面が記憶に残る。
山形勲がのんびりした役。ちょっとかわいい(笑)
「それは一昨年流行った顔だ」
「瞼をくっつけると…」で瞼の母の意味は…
2020/11/29
5歳の時に母親と生き別れた番場の忠太郎。それから20年、母親を探し続けていることに、男児にとっての母親の偉大さを思い知る。そして、博徒の道を歩んでいるとはいえ、忠太郎がやたらと…
1962年の加藤泰監督作品。ああ、切ない。この人の映画は構図が完璧過ぎる。基本長回しで役者の力量を十二分に発揮する演出がたまらない。母への憧憬に苦悩する中村錦之助の泣きの演技が素晴らしい。ラストの歯…
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