「むさ苦しさの中にコミカルを」
義経一行が加賀の関所を通る様子を描いた作品
むさ苦しい山伏と妖艶な義経だが、義経があまり顔を見せないので、コマ使いの男が、そのむさ苦しさ、重たい空気をコミカルな演…
歌舞伎の勧進帳がどんなものかは知らないが、黒澤版は緩急をつけたユーモラスな仕上がり。
カメラワークとか技術的なことはわからないけど、なんとなくこの後の黒澤作品っぽいところも感じられた気がする。
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黒澤明の混じりっけのない純粋な黒澤映画といった趣きある傑作で、私の一番好きな作品である。本来弁慶大河内傳次郎が安宅関で、「勧進帳」を読み上げ、義経岩井半四郎に杖を打つ大芝居がメインだが、強力榎本健一…
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「『虎の尾を踏む男達』は歌舞伎の「勧進帳」を音楽喜劇に直したような作品なんだな、これは。実はこれに取りかかる前に、僕のシナリオで「どっこいこの槍」というのがあったんだ。ちょん髷のアクション…
頼朝に追われる義経一行が山伏に変装して関所を通過するという一連の話。
非常に見やすかったんですが、なんかシェイクスピア演劇でも見ているような趣きがありました。
剛力がトリックスター的に動き回るのと、…
2023.10.12
歌舞伎を映画にしたみたいな作品。能の「安宅」を下敷きにした「勧進帳」を元にした物語らしい。日本の芸能の移り変わりを感じる。
義経と弁慶たちが藤原秀衡を頼りに逃げ落ちる最中、…