《走れない人の走り方》
自主映画の制作に行き詰まる桐子。物語は単純だが卒業制作の監督自身の投影で作品に血が通っている。焼きそばをつくる父との会話、とりあえずやっちゃうゴジラ監督、小さな出来事を濃度の…
不器用な人を描いた作品は個人的に好きで一生懸命なんだけどまだまだ色々甘い点があり周りに迷惑をかけながらなんとか支えてもらいながら。それを許させるキャラ得というか人間性。それがあのお父さんがでてきて腑…
>>続きを読む「ロードムービーを撮れない人なりのロードムービーの撮り方」というのを『走れない人の走り方』と言い換えるセンスがまずもって好き。
『タンポポ』にインスパイアされたという蛇行する話運びも、足がもつれたよ…
藝大院の修了制作とは思えないクオリティで、PFFでも感じた蘇鈺淳監督の確かな手腕を実感。しかも、他の監督はやらないような遊び心も垣間見られて、それは立派な作家性になっていきそう。主人公が、若き苦悩す…
>>続きを読む熱と自由さが溢れていているけど、作品としても面白い!
映画監督の小島桐子はロードムービーを撮りたいと思っているが、限られた予算や決まらないキャストなど数々のトラブルに見舞われる。理想と現実がずれて…
卒業制作の映画というのは知らなくて観たのもあったけど商業ベースの映画だとカットされそうなシーンとかたくさんあったりしたのが少し新鮮だったのと映画作りの作品なのもあるけど作り手のこだわりだったりとか色…
>>続きを読む©2023 東京藝術大学大学院映像研究科