「早稲田松竹クラシックスvol.235 退廃する街で」ドイツ映画研究者 渋谷哲也さんのトークあり。
渋谷さんのトーク(講義)が聞きたくて、久しぶりに早稲田松竹のレイトショーに。ネット予約ができないの…
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連合軍側の高揚を感じる表情、見る影もないほど壊れた街と死体の陳列は狂気そのもの。
死に至らしめられた人々の芸術が、加害者の名前のもとで飾られているという矛盾。この矛盾はアートと搾取の共犯関係を的確…
牧歌的なシーンは最初だけであとはずっと破壊の歴史。平和を維持するのは戦争するより労力を要するし、ニューギアを試したいのもおもちゃならまぁ分からんでもないが、最近のニュース見てると人間もうそろそろ種と…
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この映画用に撮ったのか、と思うほどのフッテージを組み合わせたモンタージュ。
「兵器の製造」を映し出していく過程は工学畑出身者らしい視点も感じた。
子供たちが作る飛行機の模型(?)から、推進器を持…
久し振りのセルゲイ・ロズニツァ作品。渋谷のイメージフォーラムで先月くらいからやってた「戦争と正義」と銘打った特集で上映された『破壊の自然史』です。もう一本は『キエフ裁判』というタイトルの作品で、これ…
>>続きを読む空と地上、ふたつの視点から空襲を捉える。地上ではそこら中に死体が転がっている。暗闇のなかで投下される爆弾の映像。ある意味美しさすら感じさせてしまう映像なのが面白い。
破壊された都市に悲愴な音楽を添え…
©️LOOKSfilm, Studio Uljana Kim, Atoms & Void, Rundfunk Berlin-Brandenburg, Mitteldeutscher Rundfunk