この映画は終戦直後の闇市が舞台ということになっているが、未来の日本の物語だと言われても違和感はないと思う。
趣里が演じる夫と子どもを戦争で亡くした若い女性が、塚本晋也監督の2011年の作品「koto…
趣里さん、風格のある女優さんになられたなあ。
森山未來はいつ見ても身体の使い方が美しい。
扱われるテーマはとても辛い。
戦争はいつも弱い者に大きなダメージを残す。
ラストが「禁じられた遊び」みた…
戦争の犠牲者は亡くなった人だけではない。名もなき市井の人、老若男女関係なく身体も心も壊れていく。そんなじわじわ蝕んでいく様子がリアル。それを塚本晋也監督が素晴らしい映像と編集で表現している。大戦を知…
>>続きを読むNHKジャーナルに出演されていたのを聴いて鑑賞。
塚本晋也監督が日本が戦争に近づいているのではないかと感じて作った映画。
実際の戦争が終わっても、その人の戦争を終われない人がいる。
戦争は被害者だけ…
終戦後すぐ、生きていくことに必死だった時の物語。
復員した小学校教員(河野宏紀)と孤児(塚尾桜雅)、半焼した家に住む女(趣里)が疑似家族として過ごす前半と、孤児が持つ拳銃を使ってテキ屋の男(森山未來…
8月15日の終戦以降も決して、個々の戦争は終わっておらず、その目を背けたくなるなるよう恐ろしさを90分間、濃厚に描いた力作。
前半の居酒屋の場面では精神的な窮屈さがここでもかと強調され、後半で少し…
先行上映、塚本晋也監督登壇と言う事で観に行きました。。
前半はほぼ屋内で、後半は屋外で物語は進みます。。共通してるのは“子供の目を通した戦後直後”。。
最初に見せる趣里さんの爬虫類の様な目力から、段…
終戦後の混沌とした日本。夫と子供を亡くし自暴自棄になった居酒屋を営む女性。空襲で家族を亡くした子供。片腕が動かない男。戦争をきっかけに大切なものを失った彼ら。生きるためには、綺麗なことだけをする訳に…
>>続きを読むそれぞれが戦争による傷や闇を抱えている…素晴らしい演技に圧倒されました!
子供の剥き出しの生命力にぶら下がる大人たち。
勝手な大人たちが始めた戦争で、子供は一番の被害者でありながら、唯一の希望でもあ…
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