子供たちや動物、天使のようなラッパ吹きを見ていると貧しさもここが少年院だということも忘れてしまいそうになる。親を選べず牢屋も選べない。どこか母体を思わせる少年院を見ていたら、不安定な時代では"おめで…
>>続きを読む戦後イタリアで貧困層の少年2人が闇取引を手伝ったことで刑務所に入れられてしまい、さまざまな行き違いから友情が壊れていく。
デ・シーカの描き出す戦後のリアル。
貧困でありながら夢だった馬を買うお金を…
馬は5万リラ 35000ある ジェノバに7500 門番小屋に3700
後5300リラ足りない どんな計算やねん 本当は3800足りない
ラスト ジュゼッぺが死ぬ 馬が逃げる
アカデ…
靴みがきで必死に貯めたお金。
二人の純粋な少年の夢は馬に象徴されていました。誤解から少年院へ送られ、看守による巧みな行為によってさらに誤解が生まれ仲違い。二人の揺るぎない友情に悪意ある人たちがヒビを…
「自転車泥棒」と双璧をなす、デ・シーカの代表的ネオレアリズモ。
同じように抗いきれない現実の生活の重さを描いてるとは言ってもさ、
自転車泥棒は社会云々以前に、親父の能力不足が顕著すぎて自業自得感し…
久しぶりのデ・シーカ監督作品。
今まで観てきた反戦映画でも子供目線から大人の汚さを映したものはあったが、本作はそんな大人への子供の憎しみの感情が子供同士に移行してしまう。それは「ドイツ零年」と匹…
終戦後支配下に置かれたイタリアの社会情勢の現実。戦争による真の犠牲者は"子供たち"。
狡猾な大人たちに嵌められ犯罪の片棒を担がされて逮捕収容された2人の少年たちに重い現実が畳み掛けてくる。
裁判…
戦後の貧しさに子供たちも稼がなければならない辛い時代。
子供たちの主な収入源は靴みがき。
それでも健気に逞しく生きていく子供たち。
刑務所の中でさえ互いに支え合う子供たち。
それなのに、あぁそれな…