なんとなくわかっていたけど部屋で踊り狂うシーンがこの映画のピーク
アロイシュス本人もそうだし道中出会う人々もそうだが、映像の画角や音楽までもが観客を不安な気持ちにさせる。これはすごい
ラストシー…
天才的な作品。
内容でなく、流れに注目するのがポイントのように思える。
なにか、サスペンスだとかそれらみたいに、「劇的な変化」があるのではなくて、社会自体を描いているのではないか。
それに気が…
ジャームッシュ初期作品にして全く知らない世界観を見せてくれた。大枠は同じなんだが、なんて内省的で鬱屈としているのだろうか。はじめっからあの乾ききったムードではないと知れて逆に安心。卒業制作だもんね…
>>続きを読む漂流
16歳の少年アリーは、ニューヨークの街並みに馴染めずにいた。
夜は眠れない事も多く、どこかほっつき歩いては同棲しているガールフレンドに愛想尽かされていた。
ある日、頭の中でずっと流れてい…
生き方にこうじゃないといけないなんて無いということ。初めは新鮮に見えるけど慣れてくると味気なくなるから旅をしたくなるっていう気持ちは分かるけど、それはイコール孤独になるということなので、それを恐れな…
>>続きを読む3度目
サニーデイ・サービスと同じくらい、春を連想する、春になって、観ようと思っていながら季節はもう雨が降っていて、春風は流れて行ってしまった。アリーが流して踊る曲は Earl Bostic の U…
冒頭の「最初は物珍しくても、徐々に嫌気がさしてくる…」の語りが好き。
ダンスしている時の足捌きが軽快すぎる。
他の作品同様、淡々としてるなあと思ってたら、「敵機だ!」のセリフのところで大きめの音…
「良く分からないことを分かってほしい」
エンディングのナレーションで語られていたこの言葉こそ本作を最も忠実に言い表しているように思う。全編を通して主人公の行動指針も彼が出会った人々の行動指針も全く…
© 1980 JIM JARMUSCH