個人的にはジャ・ジャンクーの最高傑作だと思うし、数ある中国映画の中でも屈指の名作だとも考える。
オリヴェイラと侯孝賢を混ぜたように自然主義的で情感溢れる長回しカットの数々には心が震えてならないし、…
奥行きのある美しい映像なので、少し長くても飽きない。
光と陰の使い方もうまく、エドワードヤンのようである。
同じ場面で、カメラを別角度にしたり、アップにしたりすることがほとんどない。
カットが…
「世界の名画たち」特集
@シネマブルースタジオ
若者たちがタバコをふかし、踊り、歌い(時にはフラれてクダを巻きながら)、車に揺られて次の街へ。その繰り返しなのに、地味にさりげなく凄いことをしてる感…
『旅芸人の記録』以来の5.0。
自分はこういう映画が好きなんだなぁ…
偶然か必然か、両作には設定や手法に共通項が多い。モチーフが『旅芸人…』はエレクトラコンプレックスなのに対し、今作はエディプス…
最新鋭のファッションに身を包んだ劇団員の息子に、文革世代の父親はそんな格好で農作業ができるかと叱責する。息子は俺は文化に従事していると言い捨て、外国映画を観に行く。世代間ギャップ。壁に中国語で馬克思…
>>続きを読む2本目ジャ・ジャンクー
素晴らしいカメラ…顔を対象としたシーンが一切ない。風景の中に映りこむ人。あくまで遠くから全てを映す。ただそれだけでなく、どこかの場所に人が入り込んでくる、これがたまらなく良…
ずっと観たかったんだけど、レンタルされてなくて、やっと早稲田松竹で観れると思ったのに寝てしまった....不覚...
若者の成長と中国の変遷。急成長していく時代の、親・子世代の価値観のギャップや葛藤…
予告編を観た時から傑作に違いないと確信していたが実際に傑作だった。
まずどのカットも1枚絵として成立する美しさがある。
堅実すぎて、良くも悪くも上手い人が撮る上手い映画(要するにマニア受けしそう…
ため息が出るほど広大で荒涼とした中国の景色と、時代の流れの中で希望と葛藤を抱きながら生きる若者を対照的に映し出します。
常にロングショットで据えられたカメラからは、中国の社会に対するジャ・ジャンク…
早稲田松竹にて、山河ノスタルジアとの二本立て。
あとから、気づいたけど、本当に濃密な時間の体験だった。
ほとんどが固定カメラのロングショットで、引きのときなんかはみんながどんな顔をしているのかすらも…