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55本目
【舞台と時代背景】
第一次世界大戦後(1920年代初頭、具体的には1919年ごろ)の デンマーク・コペンハーゲン
戦争の影響で、コペンハーゲンでは生活困窮が深刻化
女性を労働力や性的…
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儚くも険しくも見える三白眼のジト目が劇的。
モノクロによって際立った明暗が、闇に惹かれ合うものたちの不気味さと、真っ黒な闇から出でる影の恐怖感を際立たせていた。
しかしそれも最後にはイレーナにとって…
実際にあった連続殺人事件をもとに制作された本作。
全編モノクロを通して見せられる1人の女性の生き方は目を背けたくなる過酷さの中に力強さと美しさもあった。
音響の不気味さが雰囲気とあっていて恐ろしさが…
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被写体となる人物の表情がギリギリわからないくらいの距離から誰かを映すショットが不意に何度かはさまれる。決してホラーな場面ではないはずなのに、そこに気味悪さ・得体の知れなさを感じてしまう。登場人物ほと…
>>続きを読むデンマークの殺人事件を元にしたゴシック・ホラー。モノクロで絶妙な緊迫感を保ち続ける撮影が美しい。戦争の傷、社会から追い詰められ、行き場がなくなった女性の想いに胸が突き刺される。残酷な描写は直接的には…
>>続きを読む彼女は針を持ち出し、一体どう使ったのか?
その答えを目の当たりにしたとき、子を産む女性の孤独を痛いほど感じるようになるだろう。
男性と繋がる事で出来る子供ですが、産む苦痛を味わうのは女性のみ。それ…
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なんだかんだ言っても、結局ハッピーエンドで終わる映画的な体裁を取りつつ、「“ハッピーエンドでよかった”なんて言わせねぇよ」という圧が、全編を通してグイグイと迫ってくる作品だった。
「戦後」と言っても…
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お乳が出て、それを養子に出す前の子にあげる、愛する、養子に行かないで欲しいとまで思う
出される家族を見ようと着いていく先で目にする真実
自分もまた、子を託したことが今さら苦しめる
戻る場所は、子を持…
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