第77回カンヌ国際映画祭コンペティション部門正式出品。
現代中国映画界に於いて、最早、名匠と言って良い存在となったジャ・ジャンクー監督の最新作。脚本も兼任している。
【新世紀を迎え、未来へ…
変動
中国の変わりゆく姿を追い続けてきたジャ・ジャンクー監督ならではの作品なのだろう、こりゃあ。
「三峡好人」や帰江湖儿女など過去作とも紐付く数珠つなぎ。
言葉はあえて最小限に、情緒的な演出が目を…
第77回カンヌ国際映画祭コンペティション作品。
2001年~2022年のコロナ禍までの、中国を描く。
チャオ・タオの若い映像は、どうしたのかと考えていたら、過去の映像を活用しているのか。そういう意味…
街の変化、人の変化を、実際に22年間の映像で見せてくれる。だからこその臨場感。貧しかった街は高層ビルが立ち並び、AIロボットが案内をする。でも、ダム建設で立ち退かざるを得なかった人たちは、今はどんな…
>>続きを読む観たことを忘れていたが何とも不思議な映画体験だった。
観た人にしかわからないある種の興奮と絶望がないまぜになっている感覚は非常に心地よい。
完全な創作物として小説を書いてそれを物語として映画にするの…
正直なところジャ・ジャンクー監督作品をすべて観ているわけではないのでちゃんとした評価はくだせないし、最初はシナリオの不備が気にかかったのが事実。ある種傲慢な作品なのかもしれない。ただ、自分にとっても…
>>続きを読む眠りに落ちる前の、瞼を閉じている時間みたいな映画
目に映る煌めきや熱狂、悲しみや破壊、大衆と祈り、あらゆる混沌とめまぐるしい変化
一瞬のうちに味わって、同じように忘れていく
変わっていくものと変わら…
48本目
【舞台と時代背景】
2001年:山西省・大同(ダートン)が舞台。かつて炭鉱で栄えたこの街は、産業衰退と失業に苦しみ、地方経済が停滞していた時代
2006年:長江流域に位置する奉節(フ…
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