1970年代軍事政権下のブラジル。元国会議員の夫と妻エウニセは、子供たちと穏やかに暮らしていた。しかし、スイス大使誘拐事件を機に、軍による抑圧の空気が広がり、夫は連行される。夫を捜す彼女は、軍の拘束…
>>続きを読む幼少期、1970年代後半のブラジルに住んでいた母に誘われ、一緒に鑑賞。土煙をあげて走るフォルクスワーゲンと思い思いの格好をした老若男女で賑わうビーチが眩しい、絶望の中にも愛の暖かさを見出す家族の映画…
>>続きを読む冒頭のシーンから幸と不幸が見え、次第に国からの軍事的で理不尽な処罰が与えられ、希望の見えない生活が当たり前のようになってくる。
主人公であるエウニセを演じたフェルナンダ・トーレスの泣きのシーンを全カ…
フェルナンダ・トーレスの熱演が凄くて、それはもはや途中から本人主演のドキュメンタリーじゃないかと感じてしまうほど。「不幸な家族」の写真を撮りたい記者の思惑にも負けず、常に自分らしく、母親らしく、人間…
>>続きを読む25年後に夫(父)の死亡証明書を晴れやかに、感慨深そうに受け取り、乾杯する家族の描写が痛切だった。25年間の喪失の重み。
70年代リオデジャネイロが失われたものを体現してて、でもその追憶や憧憬だけで…
妻としての覚悟、母としての決意。
お久しぶりのウォルター・サレス監督。「セントラル・ステーション」「ビハインド・ザ・サン」「モーターサイクル・ダイアリーズ」、みんな大好きな作品なので、この新作はと…
よく残虐な場面が辛くて2度目が観れない作品はあるけど、幸せなシーンを2度目観るのが余りにも辛くて、2度目観れるかどうか…でも、この作品は一度観た後にこそ、あの最初の何気無い日常を観なければいけない、…
>>続きを読む©2024 VideoFilmes/RT Features/Globoplay/Conspiração/MACT Productions/ARTE France Cinéma