妻に早くに先立たれ子もおらず、仕事も引退して10年近くになる孤独な仏文学の元教授。来たる日に向けて生活費を計算し、遺言書も書き終えて淡々と暮らしていたある日不審なメールが届いて…。
フランス文学と…
やぁ、お久しぶり!
あけましておめでとうございます。
あのですね、今年はちゃんと書きます。
言いました、宣言しましたから!
では、2025劇場鑑賞作品一本目。
「強烈な自分自身への畏れを描いた奇…
(前提)
一つ言えるのは、自分が五十を過ぎてこの映画を鑑賞したのは、タイミングがよかったということ。出会うべき時期がある映画かも。
敵、とは何なのか?
確実に迫り来る老い、そして究極的には死に至…
品行方正な元大学教授
丁寧な暮らし、丁寧な所作、自分の心の奥底の欲望やちょっとした後悔などまるでなかったことのように優しい微笑みと優しい口調で誤魔化す
そして本当は本人こそがたくさんの誤魔化している…
[概要]
教師の仕事を引退し、妻も死に、貯蓄が尽きた時に自ら命を断つと決めている男性の孤独な日常を夢、妄想、現実を行き来しながら、この男にとっての「敵」とは?って話だと思う。
[感想]
上記の概要の…
妻に先立たれた元大学教授77歳。
祖父の代からのお屋敷を守り、貯金を崩しながら丁寧に暮らしている。
そんなインテリ老人を長塚京三が演じている。
ぴったり!!
淡々としているが全然退屈じゃない。
丁…
ⓒ1998 筒井康隆/新潮社 ⓒ2023 TEKINOMIKATA