起きてもまた夢みたいな映画
前半はタイトルに反して、拍子抜けするくらい穏やかに映される日常
その丁寧な暮らしの中に、徐々に差し込まれる敵の気配。
じわじわと近づいてくる敵はいったい何なのか。
人…
フロイトの不気味なもの(unheimliche)とは語源的に家(heim)=慣れ親しんだもの、の否定であり、同じ空間を共にした死んだ妻や元教え子、祖父というheimlicheが、主人公の無意識の中で…
>>続きを読む長塚京三が素晴らしい。仏文卒のハイソ男性特有の(愛すべき)うざさと、加齢による惨めさが完璧に表現されていてめちゃ親近感。
物語は夏→秋→冬→春の順に展開するが、夏〜冬のセクションには現実と夢、さら…
歳をとっても捨てきれない見栄とか性欲とか、過去とか孤独とか、が丁寧な暮らしの中で徐々に露わになっていくのがぞくぞくした。
自分も人にダメなところを見せたくないっていう要らないプライドが高いタイプだか…
まじで後半訳わからんくて考察もむずいんやけど、とりあえず白黒やから怖さ倍増やった
前半はすごく丁寧に描かれてたから後半の訳わからなさが際立った
現実と夢がごちゃごちゃになって判別つかなくなってくる
…
わが人生最高の文学者と勝手に思っている筒井康隆原作のの同名小説をリブートした高齢者ホラーファンタジー。
小説が出版された時に読んではいるが,よくわからなかった。
筒井さんどうしたの?また俺たちを魔法…
古いけど手入れの行き届いた立派な日本家屋で日々を丁寧に送る様子は、見ていて本当に幸せな余生だなあと思った。
1人は少し寂しいかもしれないけど、慎ましい暮らしを楽しむ程にはお金もあり、仕事の関係者や…
ⓒ1998 筒井康隆/新潮社 ⓒ2023 TEKINOMIKATA