『PLAN 75』で老いと死の問題を鋭く描いた早川千絵監督の新作となる本作は、今度は11歳の少女の瞳を通して、家族を襲う死の影と喪失との向き合い方を繊細に捉えた作品である。
タイトルの「ルノワール…
主人公は11歳の少女。感受性が豊かで好奇心旺盛。不条理で不可解な大人たちの世界に断片的に覗き、好奇心で自分から入り込んでしまう危うさがある。始まりからずっと不穏な展開が続き、ハラハラしながら最後まで…
>>続きを読む橋の上を自転車で走る真横からのカットが二回出てくるのだけど、カメラの速度と自転車の速度の同期とフレーミングで、異様に新鮮な印象のカットになっていた。
ストーリーが結構ぶつ切りを並べた感じはして、着地…
あまりに「お引越し」すぎるということは置いておいて…。
窓辺の撮り方が綺麗。どの構図も大正解しか引いていなくて眼福だった。
赤い水風船を持ってマンションの外階段を降りていく画とか、リリーフラン…
ブラウン管TV。1980年代後半はこちらのあらすじで今確認しました。TVを見ながらスプーン曲げとか学校で話題になっていたのはもっと前だったような気もする。小5の娘のいる両親としては年がいっている気が…
>>続きを読む何故だろう、あまり多くを語りたくなくなるのが、恐らく良き故に僕にとっての本当にいい作品に出会ったなんだと思う。
早川監督はPLAN75の時から観て、作品として日常をあらゆる発想の視点から魅せてくれて…
人間のリアルなグロさを突き付けられる。映像の爽やかさ・少女のピュアさとのバランスが絶妙。
母親の描かれ方が印象的。母としての側面と1人の人としての側面、その両面が子どもの視点で描かれているからこそ…
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