自分としては羅生門以来の黒沢映画だが、乱世をテーマとした作品の中ではトップクラスの出来で思わず拍手をしてしまった。
映像表現も良く、コントラストが印象的であった。特に強烈な「赤」は脳裏に焼き付いて…
欲、不信、裏切り、復讐…人間の業よくばりセット。しかもそれを全部身内でやるっていう。最後のショットまで救いが一つもなくて清々しい。
仲代達也、原田美枝子の怪演は言わずもがな、狂言まわしピーターが良い…
「乱」をまざまざと見せつけられる、冷徹な至極のとき
黒澤映画の初鑑賞でした。
作風なんてものも知らずでしたので、映像美と色彩美に感動していたら、ググッと乱に惹き込まれ…あっという間
ひたすらに乱…
2024/1/1 BS11にて放送していたのを鑑賞。
たぶん、昔TVで観た。
毛利元就と3人の息子「三本の矢」の逸話のifストーリーを、シェイクスピアの「リア王」という作品をベースにアレンジした作…
「リア王」の関連作品を探していて辿り着いた。黒澤明監督の作品は初めて。
予備知識なく観たのでその映像に圧倒されっぱなし。ラスト、野村萬斎演じる鶴丸が城跡で姉を待つシーン、その圧倒的スケール感たるや。…
黒澤作品が2024年最初の作品になるとは
昔の俳優陣の熱さ、熱量を感じることができた。特に仲代達矢の大殿は鬼気迫るものがあったし、ありすぎて彼ばかりを追いかけてしまい、ほかの役を食ってしまう…
傑作。後期の黒澤明は謎の苦手意識があって殆ど観てないんだけど、有名な本作から観ていこうと思って観た。リア王と三枝教訓状を基にした壮大な身内揉めみたいな内容だが、合戦シーンの素晴らしさに度肝を抜かれる…
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