このレビューはネタバレを含みます
オダギリジョー初主演作品ということで。
〈シナリオ〉
展開のテンポとしては丁度良いように感じた。ショッキングな場面も時折あったり、飽きなかった。
〈ルック〉
夜の隅田川をアカクラゲの大群が闊歩す…
どうしようもなくどうしようもない主人公の話でした。数年前に見たのでそこまで記憶は定かじゃないけど…
全くの救いのない映画ではなかったです。でもアカルイミライっていうタイトルほどは明るい映画ではありま…
オダギリジョーの周りを埋め尽くす不安と危うさ。守という絶対的指針を失ってしまい、アカルイミライなんて見えないような絶望の中で、守の父親との日常がいい感じに進むと、忘れることを許されないかのように現れ…
>>続きを読む暗い場面でのDVは好きになれない。
しゃあない。HDカメラの民生機出るギリギリだ。配信画質ではなく、あくまでオリジナルの画質。粗さに意味がありそうで深追いしてしまう。何もないのだけれど。まあクラゲが…
黒沢清ドキュメンタリーでこの映画の撮影現場を先に観たけれど内容は予測がつくものではなくて、初期なのに筋立ては巧みだなあと。
断絶される画面、所々でのサイン。
北村道子さんの衣装はやりすぎくらいだけど…
①役者
浅野忠信。どうすればアカルイミライにたどり着けるのだろう。そこをこの映画では言ってはいないがヒントがあるとすれば浅野忠信のサイン。
②演出
どこかアカルイんだよ、と言いたくなるようなぼけた映…
ヒリヒリする。大丈夫だったことがちょっとしたことで大丈夫じゃなくなったり、大丈夫じゃなかったことがほんのちょっとしたことで大丈夫になったり。
退屈で力を持て余した高校生が、同潤会アパートの前をだらだ…
窮屈な枠に体を押し込め、生きづらい世界に自分を慣らして、そうやってながらえた先に待つ時間もまた窮屈であることに変わりはなく…
枠にフィットし小さくつぶれた体で、それでも形骸化した枠にしがみつき、自…