二次大戦末期のドイツ国防軍の小隊がロシアから退却する話。色々と勉強になった。そもそもドイツ軍=ナチス一色と勘違いしていたが、ナチス党以外の軍人も、そりゃあいるし、そこにスポットを当てた珍しい映画だと…
>>続きを読む子供たちが歌う「蝶々」と実際の大戦当時の映像から始まる。
「自分が生きる為に戦っている」
「全て考えなしの偶発ごと」
捕虜になった子の年齢を考えると余計残酷に思う。作品として、この子の使い方も非…
いきなり始まる可愛らしい「ちょうちょう」の歌(ドイツの古い童謡「幼いハンス」とのこと)の背景のナチスドイツの映像がいきなり酷い。
戦場という異常な場所に於いてのみ自分の存在感を見出せるドイツ軍の軍曹…
すごいもん観ちゃったな作品。
めちゃくちゃエンタメなのに実際の映像が重なると誰かが生きてきた世界なんだなと楽しんでばかりもいられない気持ちになる。
明るい声と不穏な音に赤色に染まる画面。あのマーク…
戦争中でも仲間内でも人間個人のエゴが渦巻く様を上手く描いている。
負け戦のドイツ軍、貴族で名ばかりの将校の下で働く小隊長の葛藤は計り知れない。
ラストの笑いは狂気、もう笑うしかないのだろう。
敗戦国…
短評
バイオレンス映画の巨匠サム・ペキンパーが、人間にとって最大の暴力である戦争を描くとどうなるか?
それは戦闘描写を徹底して描くことよりも、戦争中に露になる人間の内なる凶暴性を描くことに専念し…
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