増村保造の企業スリラー。自動車メーカーの開発競争。資本主義が高度化した先に見える倫理の破綻。高松英郎の濃さがモノクロのスリラーに合う。田宮二郎はクールガイ然たるもやっぱり弱さを見せる役所。昭和の名脇…
>>続きを読む高度経済成長時代の花形とも言える自動車メーカーを舞台に、そこで暗躍する産業スパイを描いた社会派サスペンス。劇中における不適切な行為の数々は、コンプライアンスなんて概念が存在せぬ「昭和」の空気感がよく…
>>続きを読むタイトルがコナンみたいなのと、タイトルバックがかなりかっこいー。
あとは、やっぱり増村作品としては既にある企業戦争もの『巨人と玩具』と比較してしまう。『巨人と玩具』の方がエンタメで面白いし、ワクワク…
向かいのビルで行われている会議をハイスピードカメラで撮影して読唇術で価格を暴こうとしたり、自らの恋人をスパイとしてホテルに向かわせて設計書を盗ませたり、ちゃんとスパイ映画をやっているし悪くないのだが…
>>続きを読む大映サラリーマンスリラー第一弾!😆
新車開発を巡る、陰謀、色と欲が渦巻く、ブラックなストーリー。原作梶山季之の企業推理小説を映画化。原作にだいぶ脚色を加えているとのこと。それでも、たかがと言ったら怒…
男が仕事の為に恋人に体を売れって図式は他の増村作品でも繰り返されているものだけれど、その果てに男が見つけた答えが会社のあり方の欺瞞ってのは新境地だった。
なんて痛烈な社会批判なんだ。
ノワールミステ…