加藤泰監督と言う事で三作目から。
藤純子が仁義きったり花札きったりカッコいい。
機関車の通る高架下のセットとか、名古屋駅のセットとか皆豪華。
神社に奉納するため賭博と言うのも庶民の歴史を知れる。
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藤純子が馬を走らす場面で笑ってしまった。ハイカロリーな映画。お腹いっぱい。高倉健はやっぱり凄い。カッコいい。声が良い。あと山本麟一も良い。出てくる役者のほとんどがのちの仁義なき戦いにもでてくるのも…
>>続きを読む「遊侠一匹」で完成した加藤泰監督の映像美学が、本作で任侠映画咲いた花💐の様な逸品に仕上がって、藤純子は東映の一大看板に伸し上がったシリーズ第三作の映画史的傑作。名古屋西の丸一家組長嵐寛寿郎の勧進賭博…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
緋牡丹博徒シリーズ第3弾。
オフスクリーンに左から右に汽車が走っているだろうことを感じさせる、その音だけが聞こえるシーン。画面上部の橋の下から、汽車の吐き出す煙と思しき白煙が降りてくる。後に右から…
汐路章って牧口雄二作品の印象が強いせいかハイテンションな悪役のイメージあったけどこの映画ではクールで抑えた演技の敵役をやっててよく見たら高倉健に似てる。アップの真正面のカットは全然似てないけど。しか…
>>続きを読むアラカンさんはスジを通す親分さんとかでよく見るけど、やっぱり斬られるんだよな…
お竜さんがドスの達人で驚いた。普段は女性度が高く、火急の時は武闘派。
菩薩様だね。
観るほどに富司さんの表情に惹かれ…
シリーズとしては急にスタジオ感がなくなって、ロケーションの多さがリッチになった印象。
加藤泰シフトで作られた感。
冒頭犬が横切った時点でもう他の監督と違うのがわかる。
オープニングテーマ直後からい…
【盛り沢山】
(以下は9年前に書いたレビューです。)
BS録画にて。シリーズ第3作。
舞台は明治中期の名古屋ですが、かなり盛り沢山な内容です。
冒頭、盲目の少女が線路に入り込んで危うく列車に・…
東映のロゴが出たあとには、線路の向こうから歩いてくるお竜さんを仰角で捉えたショットで始まってああもう加藤泰の世界だなと。画面に貫かれた独自の美意識。冴え渡る映像美学。雪、傘、汽車の煙。テンポの良い繋…
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