このレビューはネタバレを含みます
初鑑賞。
日本が一番豊かといわれる時代の富裕層の暮らしぶりが見れて楽しかった。
また、電話ボックスなどの当時の街並みや桜のシーンが美しかった。
エモヤンも渋くてよかった。セリフがないのは、上手く誤…
3/19@神保町シアタ-
話の流れは先日観た59年版とほぼ同じだけど、時代設定が昭和13年になっている事で、随所に戦争の影が見え隠れしている。
四姉妹の出番の割合はかなり均等になっているような?
…
冒頭の花見のシーンが好き。光と影のコントラスト、いきなりのどアップ、裏地に家紋の入った衣装、そして京都の桜。掴まれる。このシーンは秋に撮影されたらしいけど、映画美術ってすごいな。昭和13年、戦争に向…
>>続きを読むあなうつくし。これは蒔岡家の姉妹というより、モデルとなった松子夫人姉妹の物語。金田一耕助、もとい石坂浩二、もとい蒔岡貞之助、もとい谷崎潤一郎に焦点を当てている。谷崎は義理の妹である重子に想いを寄せて…
>>続きを読む大谷崎の長編小説。本作は1983年製作、日高真也、市川崑脚本、市川崑監督作品。佐久間良子、吉永小百合、古手川祐子そして岸恵子が四姉妹を演じる。なんだかいろいろな事を思い起こした。
吉永小百合が何度…
正直この人は誰だ?と思いながら観ていた部分もあるのですが…
こいちゃん、きあんちゃんじゃ最初は分からないよ…
二度目の縁談の淡い桃色、紺色の着物
法事の後の着物の黒と藤色
妙子の赤い着物や白いワン…
画面の外側に何かがあるような気配は感じるが、どのような世界が広がっているのか皆目見当がつかない。彼岸の世界の遊戯を見ているような。細かく切り刻まれるカット、クロースアップ、影絵のような窓の外の照明は…
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