一族総出で3女の婚活に取り組みながら、あーでもないこーでもないと悩み、姉の夫たちが一生懸命立ち回るのが面白かった。暗室の赤やバーの緑、四季折々の情緒を色彩豊かに描いていて、耽美派の谷崎潤一郎の世界観…
>>続きを読む映画は、顔を観るもの。
添え物としての着物、四季の情景。
それ以外に何もいらない。
みんな、肌がきれいだなぁ。
卓を囲んでの人間ドラマの機微。
群像劇なのに一人一人が生き生きしている。
出自や…
原作を読破するまでは…と思って1年越しでみました本作!!結論、とても面白かったです!
文庫で上中下巻に及ぶ昭和の源氏物語を、とてもうまく脚本におこし、(時々原作とは少し変えて)上手く映像化をしてるな…
市川監督といえば独特のカメラワークと芝居に特徴がある。が、本作は純粋な文芸映画として撮られている。
その意味合いでは、市川作品としては異色作かもしれない。
脚本も綺麗にまとまっており、オープニングと…
役者の演技が抜群にうまいとか、そういうわけじゃないのにこのキャスティング以外には絶対にありえないという安定感がある。
まだ戦争の激化してない時代としては芦屋の家がかなり現代的な造りをしているように…
よかったーーーー!!!!
貞之助が主人公だろうか。原作では貞之助が雪子に寄せる思いのような描写はなかったと思うんだけど(わたしが他人の気持ちをわからなさすぎるのかもしれない)最初の貞之助の台詞からラ…
ゲスい話をひたすら格調高く。本来なら、いつ寝落ちしてもおかしくないようなヨソん家のクソどーでもいい内輪話を最後まで飽きずに見させてしまう力量に畏れ入る。
これと言ったヤマがあるわけでもなく、何とな…
昭和13年。「お金」顔、顔、顔で切り替わるカメラ。「こだわってる」「こだわってへん」。お花見。桜をバックにしたオープニングクレジット長め。帯の音。名前を違えた新聞記事。縁談…鮎の話。「人の縁て簡単な…
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