東映映画。東映京都撮影所製作、今井正監督作品。第13回ベルリン国際映画祭で金熊賞を受賞している。飯倉家の一族史というミクロな視点から日本社会に深く根ざした封建的な精神の暴力性と残虐性というマクロな問…
>>続きを読む映画史におけるエポックメイキング的作品、時代遅れの映画がなんとか自らを改革しようとしている最中に製作した作品で、だからこそ清々しくいい。
それまで持て囃していた武士道へのアンチテーゼを思いっきり叩き…
「侍の命は、侍の命ならず。
主君のものなれば主君のために、死に場所を得ることこそ誉れと知れ。
己を殺して主君に仕えることこそ、忠節の初と知れ。」
これぞまさに武士道残酷物語!
この不条理で非情な封建…
ベルリン映画祭金熊賞ですよ、日本映画の歴史ですよ、今井正監督ですよ。
そりゃーかしこまって見なきゃなというハードルあります。
でもね、普通に作品面白いんですよ。
凄い贅沢なオムニバスのコント見てる…