日本的様式美になりがちな武士道の持つ崇高性という幻想に対するアンチテーゼを大胆にも七つ編で板倉家代々の残酷物語として語られる。
時代劇だけに終始せず、サラリーマン板倉進編まで描かれている事で、変化の…
飯倉という一族の哀れな歴史を描く地味で悲しい大河ドラマ。
武士道残酷物語というくらいだから時代劇映画だと思って見始めたらスーツのおっさんが映って病院に女が運びこまれるところから話が始まるのアヴ…
江戸時代から昭和までの7代・7役を錦之助1人に演じさせ、武士道や特攻精神のために、如何に立場の弱いものが自らを「殺して」きたかということを強烈に伝えている。サムライ糞食らえ作品群の中でも抜群。役人の…
>>続きを読む今井正監督作品。
島原の乱(劇中では島原の役)から現代(1963年)まで七代にわたる『飯倉家』の不幸な歴史を中村錦之助が一人七役演じる傑作。
脇を森雅之、有馬稲子、丘さとみ、加藤嘉、西村晃、佐藤慶、…
いきなり現代から始まったのビックリした。
やっぱ岸田さんが出てくる男色殿様編が印象的だけどそのあとガングロの剣の達人に変わるのもインパクトある。
明治編が設定苦しいけどなんとしても現代と地続きしよう…
武士道武士道って美しい日本語のように使われるけれど、実際は武士道なんて言葉は権力者のいいなりになってる社畜のお前らに使う方がお似合いなんだよーって映画。
日本は中世で時間が止まってるんでしょうね。
…
このレビューはネタバレを含みます
数少ない錦ちゃん現代劇が観られるひとつ。ほぼお侍ですが現代のほか明治時代の書生と特攻隊姿が観られます。オムニバスのように自分の一族の来歴を時代々々に辿るドラマ。忠義ゆえの悲劇を追うホラーのような…挙…
>>続きを読む