なんとも、やるせない映画である。別に特段のストーリーがある訳でなく、昔のホームドラマなんだが、今で言うハローワーク並ぶ人の列や、戦争未亡人。
戦後の社会風景が描かれ、悪人が出る訳でもないこの映画に、…
今の感覚だとなにも解決してなかった
信三〜
最後
浮気されるわ「めしまだか」しか言わないわの夫に対し「それを見守るのが女の幸せ」って希望ある感じで終わってたけど、戦後間も無く仕事につけない人も多く…
妻の勤め
「おい飯まだか」「ハンケチ」腹立つう
典型的なクズ旦那
縁談
恋愛結婚
「君くらいの年の女の心理はわからないな」「まっ早くお嫁に行くんだね」
同窓会: 結婚=女の幸せ、と女も信じ…
原節子さんの表情から伝わる演技力が好きでした。
父親に説教?されてる時の里子のあくびをする場面も印象に残って良かった…。
それぞれのキャラクターと立場が話の中でしっかり分かる構成になっていて、面…
往年の美人女優とイケメン男優が
倦怠期の夫婦を演じる。
原節子は見窄らしく
惨めでさえある。
ジメジメした女に成り下がっている。
黒澤明や小津安二郎では出せない性(サガ)を成瀬は見事に掘り起こす。
…
「わたし幸せそう?」
原節子さんの、ふとした瞬間の演技がよすぎる。表情や目線から感情を想像させる腕の凄さよ…
二人でどこかへ立ち寄って、瓶のビールを分けあう。そういうのをさ、夫婦になっても重ねていき…
この時代もまだ女は無能で子供を産んで家事をしてくれさえすれば良いと思われていたのでしょう。女性もそれが幸せな事だと思っていたと考えると恐ろしい...。
二十歳になり少し色っぽくなった姪の里子に戸惑…
ちょっと女らしい怖さの原節子が見れる。
里子はかわいくてずるくて羨ましくもある。男はこういう子が好きだよね。
旦那さんも、原節子に対する扱いと里子に対する扱いが全然違うもんな〜
旦那さんさ悪気なく…
三千子が家事の愚痴を言うシーンで初之輔が寝そべっているのが見えるような撮り方、東京と大阪で対照的な三千子の表情と食卓のシーン、終盤のめしを出す・酒を注ぐ関係の逆転、ラストの手紙を破くシーンが良かった…
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