「結婚は、してもいいものであるし、しないで、済むものなら、しなくてもいいものだね」
昭和26@大阪,南部
結婚5年目の夫婦。深くて面白いな〜…
"隣の芝生は青い"、
"惨めな者はさらに惨めな者を見…
「漢は背中で語る」のかどうかは知らないが、『めし』の俳優たちは、じつに雄弁に背中で語る。きわめて正確に立ったり座ったり歩いたり止まったり寝転んだり視線をさまよわせたりする役者がカメラに背を向けて話す…
>>続きを読む原節子の圧巻の演技。
一瞬の刹那で全てを把握させ納得させてくれる。演技は『東京物語』と双璧と言っていい。
実家の前で胸の高鳴る顔と少女のような立ち姿。
少し曲がった背中の和装で海岸線を歩く姿。
…
誤解を恐れず言うと成瀬のフィルモグラフィで最も小津的だと思う。しかしそこには復興の進んでいない戦後数年の大阪が生々しく露呈していて、戦争を忘れたように賑わう東京と対比されている。
無数の庶民家屋(…
だいぶ胸糞な感じだったが、しかしオチのせいでなんか許せてしまう。まあそれを許してはいけないというのが現代の価値観で、許せてしまうっていうのがその時代の価値観なのかな、など色々面白かった。最後の原節子…
>>続きを読む夫の赴任で大阪の南の外れに飛ばされた夫婦が、平穏だが退屈な日々を送るなか、モダンガールな夫の妹が東京から家出をしてき、快く迎えるも、三人分の米を買うお金がない。しかも夫は夫で、顔を合わせても「おい」…
>>続きを読む