地の群れに投稿された感想・評価 - 5ページ目

『地の群れ』に投稿された感想・評価

無数の鼠は一羽の鶏を食い殺し、やがて炎に焼かれて殺される。鼠が日本人なら炎は原爆だろう。そして鶏は。被爆者差別、民族差別、部落差別が重なり合う脚本は巧みだけどちょっとややこしかった。鈴木瑞穂と麦人は…

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原爆、部落、強姦、色々入れ込んだ熊井監督らしい社会派映画。

北林八栄さんが投石を受けるシーンはさぞかし大変だったことでしょう。
Hiroking

Hirokingの感想・評価

3.0

〖1970年代映画:小説実写映画化:社会派ドラマ〗
1970年製作で、井上光晴の小説を基に実写映画化らしい⁉️
被差別部落問題と原爆症問題の両方を取り上げた、かなりセンセーショナルな作品でした。

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井上光晴 原作。
紀比呂子(きの ひろこ)がきれいだった。
〔ノート〕
昭和十六年 フツフツと 16 妹
ねずみ、鶏 佐世保
津山 金代 海塔新田(かいとうしんでん)
ノブオ ケロイド
朝鮮戦争 赤…

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「主題は日本の原罪というべきあらゆる差別、それを生産した原爆、体制への告発そのものである。差別によって日本の膨大なエネルギーが、どのように戦争を支え、そして虚しいエネルギーに変質していったか。またそ…

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zat

zatの感想・評価

4.0

オープニングのクレジットで原作脚本がみっちゃんと知り、あの嘘つき劇モテおじさんの本業はこれかぁと思いながら観た、というのはどうでもいいんだけど…あろうことかながら見で鑑賞。(ごめんなさい…)

そう…

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けん

けんの感想・評価

4.0

原爆によって起こる憎しみと差別の連鎖
人には勧めにくい作品でしたが見る価値はあります!

部落だとか被曝者だと言い合う日本人を側から見てるだけの米軍という構図は理不尽だけど変える事のできない事実…そ…

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てつじ

てつじの感想・評価

3.4

檻の中の駆けずり回る無数のネズミ、一羽のニワトリに群がり噛み殺す。地べたを這い回るネズミの群れに降り注ぐ炎の業火、長崎に投下された原子爆弾が新たな差別を生み、憎悪を連鎖させる強烈な比喩。紀比呂子の真…

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yasu

yasuの感想・評価

5.0
北林谷栄、わしらは穢多だけど、あんたらは血が腐っていると言ったときの下卑た表情が全て。

原作・脚本、井上光晴。
意味が通るギリギリくらいの大胆かつ重層的な時間処理。スタイルとして洗練されてるとは言い難いし時代を感じさせもするが、ある意味それが目的に適ってるというか、過去から残り続けてい…

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