さすがダルデンヌ兄弟の作品、最後に大きな救いがありました。
ダルデンヌ作品の常連ジェレミー・レニエ扮するダメ男には本当に憤りを感じましたが、どこかしら憎めないのは、彼自身が成長過程で得るべき大切な…
↓のレビューは、以前のアカウントにて鑑賞直後に投稿したレビューになります。
☆☆☆☆
ダルデンヌ兄弟が撮る映画の特徴と言えば、それはズバリ《大どんでん返し映画》だ!
「はあ?何言ってんだ!」と…
L'ENFAN 2005年 ダルデンヌ兄弟脚本・監督作品 94分。若いブリュノ(ジェレミー・レニエ)とソニア(デボラ・フランソワ)のカップルに赤ん坊ジミーが誕生する。ブリュノは盗品を売り捌くなどして…
>>続きを読む20歳で母になろうとするソニアと18歳で子供のままのブリュノの対比
「また作ればいい」という発言は意味合いは違えど『聖なる鹿殺し』っぽい
取り返しのつかないことをした後の行動があまりにどうしようも…
ダルデンヌの最高傑作は『その手に触れるまで』かこれかと言えるほどの傑作。
ラストでソニアに淹れてもらったコーヒーを一口飲んだ瞬間に泣き出すブリュノの泣き顔の凄さ。ブリュノはこのシーンの前にも一回泣く…
自分がお金欲しさにやったことが復讐であれ何であれすぐ近くの愛する人を傷つけ、さらに一緒に悪さをする仲間も傷つけ、やっと自分の過ちに気付けたのだろうか。若者の危うい感じがリアル。
ラストシーンはお互い…
時には犯罪に手を染めながら行き当たりばったりの生活を送る二十歳の青年で、出産で入院していた二つ年下の恋人ソニアが赤ん坊と共に戻ってきたブリュノ。真面目に働く気もなく借金苦でソニアが目を離した隙に子供…
>>続きを読むダメ男の地獄めぐり。極悪な面構えをしているわけでもなく、受け入れてくる彼女がいるにも関わらず、ひょうひょうと人をだまし、自分の子供を売り払おうとする。もう映画の最後には、この男に最低の結末を用意して…
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