工場で働くハンナは勤務態度は真面目だが、寡黙で友人もおらず、いつも一人でいた。そんな彼女を心配した工場長から1ヶ月の休暇を取らされ、旅行に行くことに。その旅先で看護師を探している男性と出会い、ハンナ…
>>続きを読む2005年にスペインでつくられたイサベル・コイシェ監督・脚本作品。働き過ぎを理由に工場長から1か月の休暇を言い渡されたハンナは小旅行の途中で看護師を求める男に出会い……。
お軽いタイトルから呑気に…
2500万回打ち付ける波の数。数で耐性が測れるものだろうか。心砕かれるのは一瞬だ。ここには汚染された海水も必ず浄化されると救おうとする人がいる。涙を拭う大きな手と泳いでみせると誓う深く強い愛がある。…
>>続きを読む相手の抱える痛みが想像を絶するものだったとき、私たちはただ寄り添って涙を流し、抱き締めることしかできない。本当の意味での痛みの共有など不可能で、それでも相手を受け入れて理解したいと思う真っ直ぐな優し…
>>続きを読む不思議ちゃん系だと思って見ていた。
気軽に見る映画ではなかった。
以下、超個人的抽象的感想。
ぼんやりぼんやりぼんやりした中間色の輪郭のない画面の中に突如はっきりした極彩色を感じる語りの部分。
わ…
溺れないように、泳ぎを練習するから。
真面目すぎて突然職場から1ヶ月の休暇を言い渡されたハンナは、休暇中に火傷を負ったジョゼフの世話を引き受ける。寡黙なハンナに、ジョゼフは「自分の秘密を話すから、…
こちらは題名だけ見ると軽めのラブストーリーみたいだけど衝撃すぎる展開に戦争について考えさせられる作品です。クロアチア難民、ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争。何年も前にニュースで耳にした事はありますが、他…
>>続きを読むとてつもない辛さを感じた時、言いようのない寂しさに襲われた時、心を閉ざし頭を空っぽにして、単純作業で気を紛らわせたくなる。その辛さの一部でも理解してくれる人がいれば心は休まる。最後のシーンが現実であ…
>>続きを読むこれは作り話であって作り話ではないし、その作り話ではない部分こそが作品の根源であり肝。
その上で忌憚のない感想を言うと、ひとつの物語として、また映像作品として、最高に好みだった。
そういうことなん…
無口な女性看護師と、油田で重傷を負った男。中盤まではこの2人の会話劇が中心で、やや退屈に感じていたところで、ようやく心を許した彼女が告白した「秘密」はあまりに衝撃的なものでした。
そして、これは現…