前作に似た設定、たけし映画の役者ばかりの謎キャスティング、哀川翔、というだけだと、まあ普通に観れるかな、と思っていたが...。
完全に黒沢清が遊んでるだけの映画。
どう評価したらいいのかわからんし…
娘を殺された哀川翔の復讐を描く新・復讐シリーズ第二弾。
と見せかけて実は、復讐を終えた男の心の虚無と、ダンカンや阿部サダヲなど愉快な仲間たちのシュールなギャグが延々描かれる。
と思えばいきなり大杉漣…
黒沢監督は「勝手にしやがれ」シリーズを少し、あと国際映画祭の常連になってからの作品をちょっと観たくらいで、自分には合わないのかなと思っていた。でも本作は面白い。アッと驚く場面がたくさん。90分以内…
>>続きを読む復讐シリーズ第4弾…といっても娘を殺された復讐は冒頭に終わってしまい、その後主人公(哀川翔)はひたすら空っぽの人生を生きるのみ。旧友(ダンカン)に誘われるまま人殺しに手を染めてゆく。
途中、山の斜…
『蛇の道』と姉妹作とのことだけど(共通する設定多し)、ここまでタッチが違うのは脚本家の違いによるところが大きいんだろうか……。ロケーションがやや豊富になり、ロングショットやよくわからない長回しが記憶…
>>続きを読むWOWOW「特集:哀川翔の30年」で
初めて知りました、この作品。
番組ガイドに「蛇の道」とほぼ同時並行で撮られたって書いてあったけど、哀川翔が新島って役名で娘を殺されたって設定が同じなだけの別モノ…
『蛇の道』との二本撮りでこちらは監督自らの脚本、物語の責任から解放されたからか己の資質が隙間からこぼれ落ちまくってる。それによって観る側の映画的記憶が呼び起こされるのにどう転がしても黒沢清の映画でし…
>>続きを読むこの手の映画はどうやっても北野武の映画と重ねてしまうけど、武の影響云々の前にそもそも本来、映画ってこういうものだよなと最近思うようになった。ストーリーやセリフよりも、いかに映像で魅せる・語るか。
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