『蛇の道』との二本撮りでこちらは監督自らの脚本、物語の責任から解放されたからか己の資質が隙間からこぼれ落ちまくってる。それによって観る側の映画的記憶が呼び起こされるのにどう転がしても黒沢清の映画でし…
>>続きを読むこの手の映画はどうやっても北野武の映画と重ねてしまうけど、武の影響云々の前にそもそも本来、映画ってこういうものだよなと最近思うようになった。ストーリーやセリフよりも、いかに映像で魅せる・語るか。
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歩道を歩く哀川翔と車道を車で走る大杉漣の会話シーン。
哀川翔が下手側に歩いていくなら大杉漣が乗る車も下手側に前進していく。
哀川翔が上手側に歩いていくなら大杉漣が乗る車は上手側に「後進」していく。
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このレビューはネタバレを含みます
『蛇の道』の続編ということになっているが、ストーリー的な直接のつながりはない。前作の新島の復讐を行使した相手と本作冒頭の犯人(寺島進)が違うからだ。でも、復讐を成し遂げた後の新島の空虚感が描かれる…
>>続きを読む僻地で追いかけっこする二人のシーンを目にして、言葉を失うとはこのことなんだろうなと思った。この映画は、何というか、いちいちそういう気持ちになることが多かった。『トウキョウソナタ』や『ニンゲン合格』と…
>>続きを読むシネマヴェーラにて鑑賞。
ヴェーラで立ち見はじめてだった…でもそれくらいの大傑作。。。
前作「蛇の道」に引き続き哀川翔パイセンを主人公に、ダンカン、大杉漣、寺島進、阿部サダヲといったなんとも世にも…