家父長制の崩壊—崩れ去る家族の絆。このテーマは小津の代表作「東京物語」に受け継がれる。何より若かりし頃の佐分利信が良い。自由主義的な放蕩息子を名演している。やがて小津の後期作「彼岸花」であの頑固一徹…
>>続きを読む戦時下の小津作品。東京物語の原型のような作品である。小津はレオ・マッケリーの「明日は来らず」を既に見ていたのだろうか?高峰美枝子が素晴らしい。後に原節子が継ぐことになるヒロイン役として輝いている。
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兄妹たちに邪険にされる母親と末娘
ぶっ壊してカタルシスのラストはかなりゴリ押しで少し恐い
オープニングの家族写真を撮るまでのシーンが好き
見えないところで駆け回る姿が想像できる
帽子が並んだショ…
2021年の映画始めはずっと観たかったこれ
1941年、戦地から帰った小津が撮った最初の作品(ほんとはこの前にもう1本予定してたけどそれは検閲で引っかかった)
小津にしてはコメディー要素があんま…
小津作品の下町設定の日常会話も大好きで構図も素敵だけどブルジョワ設定の会話もまた文学的で日本の美しさも引き立ち麗しい。この層の洋の要素もある日本家屋がまた優美。ピアノとブザーの三宅邦子演じる長男嫁も…
>>続きを読むめちゃいい。
家族愛と、昭和へのノスタルジー
仏壇の花の奥からのアングルに
うぉおお‼︎
と唸るほど感心。
すごい。
笑えるし、悲しくなるし、
最後は穏やかだし。
技術も物語としても素晴らしすぎ…
名家の家長の死をきっかけに少しずつ変化する家族の関係。
構図、演出はいつもの完璧な小津安二郎。
家長の死をきっかけにジワリジワリと追いやられる母と末の妹の寂しい表情ったらない。
その寂しげなシ…
母のおすすめで鑑賞。うーーん。現代人なのか、気を使うぐらいならば二人で住んでいた方が気楽だろうと思ったりもして、でも確かに夫、父親を亡くしてすぐにあれはひどいな。「誠意の問題」、それは本当にそう思い…
>>続きを読む松竹株式会社