このDVD安いから文句は言えないが音がひどい。ノイズが大きくてセリフが全然聞き取れないところが何箇所もあり、脚本でセリフを確認しながら見た。
この映画が公開された1941年3月1日の数日後、治安維…
偉大な父を亡くした一族の中で交錯するそれぞれの心の機微が丁寧に描かれていてヒリヒリする台詞も多いのだけれど、モジモジする高峰三枝子、からの、照れて浜辺を逃げ走る佐分利信。急な終わり方がお茶目で可愛い…
>>続きを読む佐分利信、昌二郎兄さんのターンであるクライマックスが小津安二郎作品でも屈指のカタルシス。
テレビのない時代ゆえのホームドラマ映画だが、現状80年経った今でも「家族間の確執」は普遍的なテーマとして心に…
あの「東京物語」の礎と言っても過言では無い小津安二郎の名作。
父の死から始まる兄妹達の内面が、見事に炙り出されている。
当主である進太郎の妻の還暦を祝う為に集まった戸田家の兄妹。
仲睦まじい家…
スカッとJAPAN in 戦中。
穏やかに和やかに始まってそろそろ眠くなってきたかなと思ったところで突然投げ込まれるのが「死」。本当に小津安二郎が映画の中で人を殺す時の容赦なさったらないのだ。しか…
佐分利信の兄妹たちへの罵倒はやりすぎでドン引き。この怒りこそ小津の本心なのかもしれないが、なればこそもっと繊細に演出すべきではないかと思う。
唐突に海岸へ走っていって終わるのにはびっくりした。出崎統…
まだそこまで小津安二郎スタイルが確立されてはない感じ。しかし、ありがちな日常と人間、日本人、家族のどうしようもない部分をうまく表現している。最後の方の直接的なやりとりはなかなか爽快。しかしあれができ…
>>続きを読む松竹株式会社