最後にテオ監督の巻末インタビュー観てしまって、監督は国境を外的に捉えてはいない、内的な心の壁や環境への違和感を描いたとあったけど、私はやはり国境いが複雑なギリシャや近隣諸国の歴史的な難民問題がテーマ…
>>続きを読む久々のアンゲロプロス
普段だと採点甘々なのに、タルベーラとアンゲロプロスに関しては本当に好きな監督なので、盛らずに普通に採点してしまう。
観客に迎合しない作りになってるのにも関わらず、なぜか観る人の…
「国境とは何か?」
ただゆっくりと流れる国境の河
境界線って いつどうやって出来たんだろう
哀しくなる
"まあ ロマンティストからのメッセージさ
私のようなね"
と語ったテオ・アンゲロプロス監督…
この映画の一番良かった点を聞かれたら真っ先に映像の美しさをあげると思う。
物語は川の真ん中から引かれた国境の向こう側とこちら側に住む村民を取材しに行くところから始まる。村民は川の向こうから命をかけ…
脚本、映像ともに素晴らしくて恐れ慄いた。ラストの電柱点検、凄すぎる…
もはやマストロヤンニ演じる有名議員の失踪、うりふたつ人物が本人なのか否かは途中からどうでもよくなり、国境に狂わされる集落の人々を…
このレビューはネタバレを含みます
詩的で情緒溢れる美しくて寂しい作品。
正直今の自分には少し難解に思えた。
感じたのは、人と人の間の壁。それは国境だったり、心の問題だったり。
どこへともなく行く男性は居場所がない。今ここにいてもいな…