『マチ幅白く 部屋は白く 孤独も白く 沈黙も白い』
日々の生活に疲れた船乗りの中年男が白い町リスボンに逃げ出し、そのまま町に居つく。中年男の孤独がたまらん🥺孤独なんだけど、孤独を満喫しているのが良…
デュピュー『ディアスキン』を観たばかりなので8ミリ自撮りおじさんには焦ったけど、下船して白い町ことリスボンを徘徊する。いきなりバーテンの女の子に惚れてしまうチョロいブルーノ・ガンツ。ブルースハープの…
>>続きを読むこの映画の公開当時に見に行って、港の香りがする白い町と手ブレする8ミリ映像が印象的に心に残っていたが、ストーリーは全く覚えていなかった。主人公の中年男の行動や心情が理解出来なかったんだと思う。画面の…
>>続きを読む【女性は美しすぎる】
撮ってくれ その時計、逆に進んでる 正しく進んでるわ 逆なのは世界の方よ 浮かぶ工場にいる ここホテル? 今晩泊まるよ 仕事以外で私に命令できないわ だめ、撮られたくないの …
“Freiheit”で“weiß”な船乗り上がりが、バカンスと称してポルトガルに浸り込むストーリー。
主人公のポールは、ビデオカメラを片手に放浪を楽しむ。石畳を通過する路面列車、ホテルの壁、海の波…
「何よりもまず、タネールは映画を発見した男なのである」(蓮實重彦「アラン・タネールは映画を発見した」『“アラン・タネール”』)
「タネールが描きたかったのは純白ではない。汚れきった白だ」(黛哲郎「…
税作・脚本はタネールとパウロ・ブランコ。タネールの白い町リスボンの散策紀行文のような作品。ストーリーらしいものはなく、主人公のブルーの・ガンツが8ミリを廻して、映像書簡としてスイスの妻に送っている。…
>>続きを読む「時計は正しい。世界が逆に動いている。」
文字盤と針の動きが逆行する古時計のあるバーで、
バーとホテルの従業員を兼任し「仕事以外で束縛はできない」と
主人に主張するローザに惹かれ、そのまま店のホテル…
[ブルーノ・ガンツ、リスボンの町を歩き回る] 80点
傑作。1983年ベルリン映画祭コンペ部門選出作品。アラン・タネール長編八作目。今回はスイス人海洋整備士ポールが、航海中に立ち寄ったリスボンに留…