サミュエル・フラー監督作はアメリカ国立フィルム登録簿に登録された名作。
正常な男が異常を装って精神病院に潜り込む、と言えば「カッコーの巣の上で」辺りが有名なのだろうが、こちらはその10年も前の作品…
【せめて囚人らしく】
素晴らしい!ゲテモノ食い、イカモノ食い🦑🐙が好きなぼくとしては最高のエンタメであり不条理スリラーの逸品!
新聞記者が精神病院に潜入捜査して殺人事件の真相を突き止める内容の筈…
めちゃくちゃ面白い。精神病棟で起きた殺人事件を追う新聞記者は、精神病を偽って潜入する。目撃者すらも信頼出来ない
精神病の言動の異常さの描き方が、過剰さがなく非常に丁寧。眠ってる時に歌を歌ったり、ガ…
真実を見つけるために、向けられていた視線がだんだんと逸れていき、最終的に一方向にしか視線を向けられなくなる。キャシーには最初から最後まで視線が向けられることがなかった。この視線の変化を全編通して我々…
>>続きを読む混沌とした編集と音響。シンメトリックな「ショックの廊下」。唐突に暴発する患者たちの狂気。当時のアメリカにおける精神病院の異常な実態を、フラーがエネルギッシュな演出力で抉り出した傑作。狂人のフリをしな…
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