カバーとあらすじから、何となく手が伸びなかった本作。
がしかし、中々良かった。
上品な画でしっとり、暖かい映画だった。
母と子の、お互いへの愛が心に染み渡る。
夜、自分の親に思いを馳せながら、1人静…
このレビューはネタバレを含みます
ボケちゃったおばあちゃんをみんなで一体になって介護してる家族があったかいなって思った
お父さんはお母さん(おばあちゃん)に捨てられたと思ってたみたいだけど、実際は違ってそこにはお母さんの優しい気持ち…
家族全員で検印を行っているのを見てびっくりした。ちょっと古い本には検印省略とあり、もっと古い本だと著者の検印があるのは知っていたが、検印って本当に著者のところで印を押しているとは思っていなかったので…
>>続きを読む見ながら井上靖みたいな作家だなと思ってたら、まさかの原作で驚いたくらい何も知らずにテレビ放送を見た
一番印象に残ったのは
「恨みがあなたの作品の原動力」というような言葉
作家の家族だとか嫌だねぇ…
子どもの頃の回想シ−ンは少ないのに、その頃の情景が自然と思い浮かんでくる。役者の演技力に賭けた演出がそうさせるのか。特に樹木希林の演技が素晴らしい。もはや演技と言えないそのままその人がいるよう。行間…
>>続きを読む井上靖3部作「しろばんば」「夏草冬濤」「北の海」は主人公洪作が逞しく成長する過程が清々しくてとても好きな作品でした。
だけど主人公が実母に対する屈折した感情をずっと引きずっていたというのは、意外に…