この作品は、「わかりやすさ」を完全に拒否している。
だからこそ、ここにあるのは言葉にならない怒りや喪失感。
サッチャー政権下で崩壊していく社会、LGBTQへの抑圧、芸術と自由の危機、そして故郷への絶…
1987年、学校現場でホモセクシャルを抑圧する”Section 28”(地方自治法28条)の発布が迫り反対運動が高まるなか、『カラバッジョ』(1986)を撮り終えたばかりのデレク・ジャーマンはすぐに…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
タイトルのイングランドの最期に自分の姿らしきものを入れたということは、監督自身の死期をそとっていたか気になるところ。8mmを上手く使いこなし、実験的なホームムービー風に仕上げたところは圧倒的でオリビ…
>>続きを読む"メモリア"ほぼ寝てもうて消化不良やったから若ティルダ・スウィントン観た。
今もかっこよくて好きやけど若い頃の美しさ異常やわ😂
去年"ガーデン"観てから全作観ようと思ってたのに全然観れてへんかったジ…
監督らしい同性愛と退廃的な空気
自身の境遇や国への怒りと衝動が合わさって凄まじい映像になっています
ホームビデオや静かな風景描写が
部分的にメカスっぽくて味わいがありました
焚き火・発煙筒・花火など…
今度改めて見てちゃんとレビューしたいものですが、たまには自分の理解の地平をぶっちぎって行くような、とてつもないイメージに触れることは、とても重要だと思った次第です。炎に燃える世界、ユニオンジャックの…
>>続きを読む久々に映像芸術家として好意的見解を抱いていたデレク・ジャーマンの作品を見てみて相変わらずセンスが素晴らしいと惚れ惚れしたたけど、この作品は特にケネス・アンガーやカルメロ・ベーネらの作品に通じる際どさ…
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