アキ・カウリスマキ「労働者3部作」の2作目。
失業したカウリネンは仕事を得るため、自殺した父のキャデラックで南を目指して旅に出る。その後、道中で全財産を奪われてしまうが、日雇いの仕事にありつける。そ…
ノワール(闇・犯罪・暴力)の本質とは、生への意志であることが、前作『パラダイスの夕暮れ』(1986年)と同様、ミニマムに描かれていたように思う。
このことは、オープニングで、死ぬために自らに拳銃を…
もっと粋なエンディングを期待してしまった。なるようになっていく無為な展開で終わってしまうので物足りない。
ただ、シーン繋ぎや展開の小気味良さ、ワンカットで画が保つカメラのポジションがとても良かった。…