炭鉱が閉山し失業した男は、形見の幌が"閉まらない"コンバーチブルで南へ向かう。
なけなしの金を騙し取られ、行く宛もなく街を彷徨い、ひとりの女で出会う。
社会の底辺で足掻く人たちを静かに容赦なく描いて…
フィンランド北方は炭坑の町、炭坑の閉鎖と共に失職したカスリネン。彼はひょんなことから手に入れたキャデラックと共に、南を目指す旅が始る。
彼の人生の波乱万丈さがとてつもない。到着した街では路駐の切符…
もっと粋なエンディングを期待してしまった。なるようになっていく無為な展開で終わってしまうので物足りない。
ただ、シーン繋ぎや展開の小気味良さ、ワンカットで画が保つカメラのポジションがとても良かった。…