ヘアカーラー
Buffalo'66が鈍い水色と赤色の映画なら、WANDAは鈍い水色と黄色の映画だと感じた。
赤色はこの映画にも登場する、赤いクルマに赤い服の女、でもワンダにはそれさえもどうでもいい…
あまりハマらなかった。
男性が撮った作品だったら、女を馬鹿にしていると感じたかもしれないが、知的な女性が自ら脚本・監督したのだから、これを撮らざるをえない、という何かがあったのかもしれない。
悲劇…
ロードムービー枠なのかな。
でも、このひとのなかに何か、蓄積されただろうか。
明日か明後日か、来週には忘れてそうな、軽薄というか白痴的な、そのキャラクターは少し露悪に感じた。
まるでどこからか流れ…
本当に何も持ってない。でも自由にも見えなかった。彼女には自分すらないように見えて。何かを持っていたい、誰かといたい、何者かでありたい、けどこの先も空っぽのまま生きていくんだろうな、って虚しくなった。…
>>続きを読む バーバラ•ローデンが、
監督•脚本•主演のデビュー作
にして遺作となった『ワンダ』
1970年ヴェネツィア国際映画祭で
『最優秀外国映画賞』を獲得し
『画期的な自主映画』として絶大…
このレビューはネタバレを含みます
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