WANDA/ワンダに投稿された感想・評価 - 5ページ目

『WANDA/ワンダ』に投稿された感想・評価

ミリ

ミリの感想・評価

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ヴァーバラローデンは女版カサヴェテスじゃない、カサヴェテスが男版ローデンだわ。
自我も名前もないに等しい彼女はこれまでも、これからも持たざる者なのかもしれないけど、ラストの目線には強い意志がある。

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ジジイ

ジジイの感想・評価

4.2

主婦の逃避行を描いた「リバーオブグラス」でデビューしたケリーライカートに多大な影響を与えた1970年のアメリカ映画。素晴らしかった。冒頭、炭鉱の荒涼とした風景の中、とぼとぼと歩くワンダを超ロングショ…

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ケリー・ライカートが『リバーオブグラス』で扱ったテーマの一つの、アイデンティティの喪失についての話

話自体も似ているところがあるもののリバーオブグラスの方が20年以上公開が遅いのもあってあちらの方…

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fogg

foggの感想・評価

5.0

50年以上前の作品とは思えない現代的な主題。

Blu-rayの解説によると、実際の銀行強盗事件が基になっているとのこと。女は逮捕され、20年の懲役。「生きていく理由はないのに、それでも生きていた」…

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思い出し記録 U-NEXTで鑑賞

無茶苦茶、鬱な映画でもないが、意志の弱い女性が成り行き任せにあっちフラフラこっちフラフラ、やり捨てされたり、犯罪の片棒担いだりで、あーあー…とても観てられない…。…

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絶望だよね何も持たない自由もあるけど何も持つことができなかったというのは自由じゃない。空虚にみえるけど人間である以上、空虚であることは難しい。徐々に、自分の中にあるもの、ないものに気がついてしまうと…

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DW

DWの感想・評価

4.0

■男女の逃避行/ロードムービーなのに感傷的な所がなく、淡々と16mm(35mmで修復)の質感を観せられる。

平凡な主婦ワンダにとって二人の犯罪行為は、“冒険”というより、日常の中の落とし穴みたいな…

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石楠花

石楠花の感想・評価

2.8

このレビューはネタバレを含みます

最後、やっと主人公が意思を持ったかと思ったら結局何も変わらず…という所が現実ぽくて良かった。

「従うことで楽に生きようとする女性と自尊心のやたら高い男性」という組み合わせが嫌い。
でもあの女優さん…

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nm

nmの感想・評価

3.2

このレビューはネタバレを含みます

記録
最終やぶれかぶれで元いたような環境に戻って、今は落ちてるけどきっとなんともない日常に1ヶ月後には戻ってる確信があるラストがせつない

夫には離別され、子供も仕事もお金も失ったワンダはバーで出会った犯罪者デニスと逃避行することになる。

何事にも受動的で自己肯定感の低いワンダ。「何も持っていない。これまでもこれからも」という台詞が印…

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