▪️JPTitle :「牝犬 」
ORTitle:「LA CHIENNE」
▪️First Release Year : 1931
▪️JP Release Date : ※※※
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冒頭に人形劇の体裁で、前書きに当たる説明が入り「喜劇でも悲劇でもない」と語られる。
たしかにその通りで、この題材であれば深刻な悲劇にでもなりそうなものを、コミカルに演出することで喜劇に接近させてい…
フリッツ・ラング監督作『緋色の街/スカーレット・ストリート』は、このジャン・ルノワール作品のリメイクであり、今回オリジナルのルノワール版を鑑賞。
本作は1931年のフランス映画、フリッツ・ラング監督…
このレビューはネタバレを含みます
フリッツ・ラング監督によるこの作品のリメイク版『スカーレット・ストリート』を先に鑑賞したが、筋書きなどほとんど同じでも、雰囲気やノリが全く違った。
フィルム・ノワールというよりも、こちらの方はシニカ…
夜の街角で不意打ちのように出会う場面から始まる三角関係。シモンの妻の戦死したはずの夫が浮浪者として戻ってくる暗闇はコメディなのに妾宅の暗がりは危険。女衒野郎デデの面構えがポール・ダノを髣髴とさせて不…
>>続きを読むうーん。
相当評価が高い作品だったんで、期待して観たんだけど、
なんでこんなに評価高いのん??
女のコにちょっと構われただけで勘違いした中年親父が、
会社の金を横領して貢ぎに貢ぎまくった挙げ句、
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フィルムからだったので、繋ぎが荒くてちょっと分かりにくい部分もあったけどもそれなりに楽しめたかな。
うーん、なんならストーリーもちょっと荒かったかなと。
ま、当時のパリの雰囲気が楽しめるのは良か…
それぞれが少しづつ積み重ねる些細な悪事がうねりを生んでやがて全員まとめて不幸のどん底に陥る、つまり人間欲をかいたら良いことないよねって寓話なんだけど、この鮮やかな転落っぷりを手際よくまとめた脚本がマ…
>>続きを読むシンプルな筋立てながら、悲喜劇の緩急が小気味よい。望むと望まざるとにかかわらず何らかの役回りを受け持つことになり、それがぐるぐると螺旋を描いて物語ができていく。女にたかって怪しい商売を手伝わせた男…
>>続きを読むえ…なんかすごくよかった。いまの心持ちに合っていたというか。
『素晴らしき放浪者』と続けて観て、こちらはハッとするようなショットの連続とミシェル・シモンの素晴らしき放浪者ぶりだけでも十分見応えあった…