風吹ジュン見たさの再見。つげ義春の漫画は究極な絶望感をそこはかとないペーソスに包んで、リアルなのか絵空事なのかがわからぬ虚実の皮膜を楽しむものだが、映像になるとなかなか生々しく笑えなくなる。竹中直人…
>>続きを読む『旅と日々』で思い出して観てみた。当時つげ義春の原作を読むより先に本作を観たと思う。ゴンチチによる劇伴の記憶の方が強い。まだバブルの残影があった頃だったか、松竹の冠で奥山和由プロデュース、初監督でも…
>>続きを読むつげ義春に限らず、ガロ系漫画の実写化は原作とは別物と割り切ろうと考えてるけど冒頭の白黒部分はかなりそのままでびっくりした。
原作読んでないと全く意味わからないだろうというシーンだったり多少の改変は…
1991年 竹中直人監督・主演作品 107分。助川(竹中)は、過去に当たりをとったマンガ家たが、今では妻(風吹ジュン)のパート収入に頼る暮らし。幾つか商売に手を染め、今回は河原に小屋を建てて「石」を…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
先日、神保町シアターで観た『東京日和』が傑作だったので、竹中直人監督デビュー作の本作も観てみた🙂
本作は1991年キネマ旬報ベストテン第4位だったから存在は勿論知っていたが、あの頃は海外出張ばかりし…
つげ義春原作映画をWOWOWで見る。
80年代半ばに15号刊行された『COMICばく』を全冊持っていた。つげ義春に新作発表の舞台を提供するために作られた雑誌で、つげ自身がモデルらしい「石を売る」シ…
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