一向に交わらない・交われない平行線の愛が痛々しい。すりガラスの向こうを撫でるあの仕草!ほぼ死姦な睡姦時のクローズアップのスリルも相当。
闇に塗り潰されたベランダに飲まれるスタニスラス・メラール。『ロ…
『ジャンヌ・ディエルマン』が印象的だったので同監督のこちらも。よくわからないようでわかるなぁという微妙なライン、退屈となぜか気になるのキワキワなところ。でもクライマックスの展開で一気に面白かったかも…
>>続きを読むシャンタル監督作を観るのはこれが4作目だが、今までの中では一番普通に観ることが出来た。
原作があり、それを現代的に変えたのが良かったのだろう。
とは言っても、普通の映画に比べれば表現方法が特異で、…
コレはアケルマンらしくてアケルマンらしくないような…
後からじわじわ来るのは虚無感じゃなく、面白みだった。
マルセル・プルーストの長編小説「失われた時を求めて」の第5編「囚われの女」を、アケルマン…
海に始まり海に終わる。
恋人アリアーヌを執拗にストーキングするお坊ちゃんのシモン。彼女が眠っているときしか触れられないシモン。花粉アレルギーのシモン。彼女は女性を愛しているという疑惑に取り憑かれる…
シモンがあまりにもキモ怖すぎたためスコアを1.0下げる。長回しの分、色々考えてしまう。「ここまでじゃないけど、似たような束縛男いたな、キモかったな」と過去を思い出してしまった。「レズなら浮気許せるか…
>>続きを読む偏見かも知れないがフランス男なら岡惚れした娘をつけ回すぐらい朝飯前かとも思うが、これがどうして、ベントレーに座乗したシモンの無表情、底意の知れない空気を纏って始まると新手の「コレクター」によるプル…
>>続きを読む死姦しかできず、スクリーンに映った女に「好きだ」と言い、モザイクみたいに歪んだガラス越しだと向かい合って会話できる男。何かを隔てて一方的なコミュニケーションしかとれない、つまり映画的コミュニケーショ…
>>続きを読むアケルマン4本目。
相変わらず映像は綺麗だけど昨日観た『アンナの出会い』のほうが良かった。映画としては今作のほうが観やすい。
プルーストは読んだことないけど、きっとアケルマンが自分の思想を表現するた…